• 安全な輸血療法と細胞療法を目指して

    輸血関連検査

     

    基本検査内容

     

    日本人のABO血液型はA型、O型、B型、AB型に分類され、それぞれ4:3:2:1の割合で存在しています。またさらにその中でRhD血液型(+)と(−)に分けられます。日本人の95.5%はRhD血液型(+)です。このABO血液型とRhD血液型と同じ血液型の製剤を輸血に使用するのが大原則です。

    輸血用血液製剤の血液型は、日本赤十字社が検査を行い、血液型が確定されたものです。病院では患者様の血液型を検査すると共に、患者様の血液中に輸血用血液製剤と反応する抗体(不規則抗体と呼びます)が存在しないかどうかを検査します。当院の場合この様な抗体は患者様の中の2%位に検出されます。

    検査室には自動輸血検査機器が導入されていて、血液型検査と不規則抗体スクリーニング検査はこの自動機器を使用します。珍しい血液型や不規則抗体がありそうな場合の抗体特定(同定)検査は、輸血検査専任の臨床検査技師が精査を実施します。

    また、当院では輸血検査専任技師による24時間業務を行い、常に緊急輸血等の非常時にも対応できる体制を整えています。

    検査項目 検査目的
    ABO・RhD血液型 輸血に必須な血液型検査
    直接抗グロブリン試験 患者赤血球上に結合した赤血球抗体の有無を調べる検査
    間接抗グロブリン試験 患者血漿中に存在する赤血球抗体の有無を調べる検査
    クロスマッチ 患者血液と輸血する血液製剤との適合性を調べる検査
    その他因子型 ABO・RhD血液型以外の血液型を調べる検査
    トランスフェラーゼ活性 血漿中に存在する血液型転移酵素の有無を調べる検査
    移植抗体価 抗A抗体、抗B抗体の抗体価を調べる検査
    抗血小板抗体 血小板特異抗原に対する抗体の有無を調べる検査
    エンドトキシン 当部から供給する細胞製剤や濃縮腹水製剤に含まれるエンドトキシン(細菌毒素)を調べる検査
    マイコプラズマ 当部から供給する細胞製剤に含まれるマイコプラズマウイルスの有無を調べる検査
    遊離ヘモグロビン 当部から供給する濃縮腹水製剤に含まれる遊離ヘモグロビンを調べる検査

     

     

    特殊検査

     

    当院では通常の診療では診断がつかない貧血のご相談を受け付けています。また、赤血球寿命が短くなる溶血性貧血の診断に関する特殊検査をおこなっています。

    詳細は血液難病診療サポートをご覧下さい。


    PAGE TOP